「かたわれ令嬢が男装する理由」のあらすじ〜ネタバレ・感想・考察〜最終回の結末は!?

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処刑されて3年前に戻るという、回帰ものです。

ブックライブ、ebook japan、LINEマンガ、コミックシーモア、めちゃコミックなどで読めます。

回帰した理由が最後でちゃんをわかるので、スッキリ。

安定のソラジマ作品。本編105話、外伝5話で完結しています。

【作品情報】

・原作:雨宮レイ

・ネーム:獅夏

・線画:MN

・カラー:練色ツクネ

・背景:モノラル

・仕上げ:壱色

・出版社:ソラジマ

・ジャンル:恋愛

この作品の見どころ

・一度は処刑されたリナリーが、今度は運命を変えられるのか

・リナリーが3年前に回帰した理由は?リナリーたちをはめた黒幕は?

・モテモテのリナリーは結局誰とくっつくのか

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登場人物

リナリー・ローレイス

ローレイス侯爵家の長女でリアムとは双子。皇太子によって処刑されるが3年前に回帰する。自分たちをはめた黒幕を探るべく、リアムの代わりにフォルティス学院に入学する。

リアム・ローレイス

リナリーの双子の弟。魔法が得意で性格が優しいのでフォルティス学園での生活は向いていなかった。

ディラン・フォン・ヴァシリオス

残虐な皇太子で前世ではリナリーを処刑。今世はリナリーと関わることで性格が変わっていく

カイル・クライシア

公爵家の後継者。魔法使いの家系でリナリーの秘密をいち早く知るも、黙ってくれている

アーノルド・オスマン

公爵家の後継者。騎士の家系で有能な剣士

エルディック・バッハルト

公爵家の後継者。国の行政を取りまとめている。

リーチ・ワーグマン

リナリーの婚約者、有能な剣士

アグニ

フォルティス学院に入って初めてできたリナリーの友達

セシリア

ディランの婚約者

ノア

エルディックの婚約者

あらすじ

皇太子の策略で濡れ衣を着せられ、リナリーをはじめとしたローレイス家の人々は処刑されてしまいました。

しかし3年前に回帰したリナリー。この度こそ運命を変えて、死を免れなければと思い、剣術が苦手な弟・リアムの代わりに、男装してフォルティス学院に入学します。

皇太子の目につかないようにと思っていたのに、入学早々、「ファシアス」に目をつけられてしまい……。

【ネタバレあり】「かたわれ令嬢が男装する理由」の感想・考察

男装して学校に通う。しかも、寄宿制の学校。ディランたち、「ファシアス」というグループが仕切っています。

そんなところで、女装…?

無理があるだろうと思いましたが、入学早々、カイルに女性であることがバレます。

しかしカイルは不思議なことに、リナリーの正体をバラさなかったんですよね、

ほかの人たちがリナリーの正体を知るのはかなり先で、ディランにいたっては、自分がリナリーを好きになっていることを自覚しつつ、「相手は男なのに!」と悶々としてますしね。

ディランがどんどん変わっていく

入学初日からリナリーに喧嘩を売り、友達のアグニまで痛めつけて、めっちゃ性格悪いじゃんこいつと思っていたのに、徐々に変わっていくディラン。

リナリーの強さを認め、友達になろうとするも、なぜかドキドキしてしまう。

これは、ある意味、正常な反応で、本能的に「異性」を感じ取っていたのでしょうね。

リナリーの取り合い

カイルは早い段階でリナリーが女の子だと知るので、それからは「女の子」として接しているんですよね。

最初は、ちょっと変わった子だな、くらいの気持ちだったのですが、だんだんリナリーに惹かれていってしまう。

ディランもディランで、男の子だと思いながらも、リナリーに惹かれていく気持ちを止められない。

管理人
管理人

で、一番かわいそうなのが、リーチです。

私はカイル推しでしたが、登場人物の中で、最も誠実で男気があり、リナリーのことを心底愛しているのはリーチだと思っていたので、リーチが振られてしまうのはほんとうに不憫で……。リーチに幸あれ。

だってリーチは、リナリーを見て一目で分かりましたからね。なぜ男装なんかしてここにいるのかと。

リナリーに怪我をしてほしくなくて、家に帰れというのですが、リナリーがいうことを聞かないから悶々としているリーチが気の毒でした。

リーチは信頼に値する人なので、正直に話しても良かったのでは?と思うわけですよ、婚約者なのだし。

管理人
管理人

リナリーには、もっとリーチを気遣って欲しかったなと思います。

リーチとリナリーの、子供の頃のシーンはとても可愛いので、ぜひマンガで見てください。(26話あたり)

リナリーが鈍感すぎて、カイルの思いにも、リーチのほんとの気持ちにも気づかないので、ちょっとイライラすることもありますが、これはヒロインあるあるですね。

こんなにいい男たちに想いを寄せられるリナリーが、ただただ羨ましいです。

ディランの過去

ディランがわがままで横暴なのは、彼の過去に原因がありそうです。

お母様は毒を飲んで亡くなったし、お父さんの皇帝も、ディランを大事にしているようには見えない。

誰にも愛されないと思って育ってきたから、権力をかさにきて威張るしかなかったのでしょう。

管理人
管理人

ディランも被害者のひとりなんだろうと思います。

とはいえ、元々は聡明で裏表のないまっすぐな性格。

だから前世でローレイス家に濡れ衣を着せたのは、何か理由があったのでは?と思うわけです。

この辺りは、リアムが活躍しますよ。

途中、リナリーが前世での出来事をリアムに正直に話し(36〜37話あたり)、そこから一緒に黒幕を探そうということになります。

最後までずっとあたたかいローレイス家

弟のリアムとはすっごく仲良しで、お互いに思いやりあっているのがとても微笑ましかったです。

お父さんがこれまた、リナリーのことが大好きで、常に娘ファースト。

フォルティス学院に入学するって言ったときも大反対しますが、リナリーの意志の強さを見て、最終的にはその意思を尊重してくれます。

随所に出てくる、ローレイス家の家族愛は、ほっとします。

事件の黒幕は……

前世で、ディランを操っていたのは、アーノルドです。最初は、エルディックが怪しいと思ったのですが、まさかのアーノルドでした。

エルディックはむしろ味方。

実はエルディックの婚約者だったノアが、不治の病に侵されたエルディックを救うために禁忌魔法を使い、追放されてしまう。そして、リナリーの死後、もう国がめちゃめちゃになっていて、もうここまでだと思ったノア。

禁忌魔法で時間を戻した。だからその代償で、子供の姿になってしまったのですが、それでもエルディックは一途にノアのことを思ってるのです。

管理人
管理人

黒幕を暴く過程で、もうひとつの恋物語を楽しめた。

で、この二人の活躍があって、黒幕がアーノルドだと判明するのですよ。アーノルドは、ディランの異母兄だったのです。

自分が玉座につくためだったのね。

最後は、え、誰が味方なの?敵なの?という、なかなか面白い展開でした。

元はと言えば、悪いのはディランの父親なんですよ。

あっちこっちで遊んで子供作って、そのせいで皇后も病んじゃったし、ディランも幸せじゃなかったし、アーノルドみたいに見捨てられた子が生まれちゃったわけで。クーデターを起こしたくなる気持ちも、わからんでもない。

結局リナリーは誰とくっつくの?

リナリーは、リーチとの婚約を破棄して、最終的にはディランと結ばれます。

しかも、リーチから婚約破棄を言い出すんですよ。リナリーの気持ちが、自分似ないことがわかるから。

リーチがかわいそすぎる……あんなにリナリーのことを思っていたのに。

カイルルートも期待していましたが、当然ながらディランルートで落ち着きました。

リアムもセシリア(ディランの婚約者だった人)とうまくいったし、めでたしめでたしです。

外伝の感想

外伝は、コメントを見ると、かなり賛否両論な感じがしました。

私はどちらかというと、「賛」の方です。マンガですので、こういう設定もアリじゃないですか?

外伝2でいきなり20年後になっているのですが、皇太子セオール19歳は妹たちが心配で仕方ない。皇女アリッサ16歳は38歳のリーチが好き。皇女オリビアはカイルが好き。

歳の差を考えると、ありえない!という意見も多かったですが、これはこれでいいんじゃないでしょうか。私は楽しく読めました。

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