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・ラウルは、カッセルがイネスを監視しているということを、まだイネスに報告はしていないと伝えるが、ラッセルは自分が疑っているのはルゥルアだという
・と言いつつ、すぐにイネスに報告するラウル、それならイネスは、ラウルにもカッセルを監視するよう命じる
・半月後、軍港外郭の狩場で狩りが行われ、みんなの恨みを買ってまで、獲物をすべて仕留めるカッセル
・このままではカッセルが女性と触れ合う機会がなくなってしまう、礼拝堂のミサに参加して機会を作ろうと思うイネス
・金髪の美女でノリエガ大佐の孫、マリア・ノリエガが話しかけてくるも、カッセルは全く相手にしない
・イネスは、ドーニャ・アンヘリカ宝石商兼質屋で、カンラン石のメダルを見つける
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この国で女性が自立するためには、独身ではダメで、まず一回結婚する。そして夫が死ぬか、失踪するか、もしくは離婚する。とにかく「一回結婚する」という過程がないとダメなんですよね。
その後に一人になれば、何事にもとらわれず、自立して生きていける。イネスがそこを目指しているのはわかるんだけど、日本女性は私有財産の決定権が認められないんですって。なんていうひどい国でしょうか。
婚約者候補に5歳年上のエンリケ・オソルノがいたんですよね。
この人は軍人のカッセルとは違って知性派の人で、将来は愛妻家になるらしいです。

そうか、だからイネスはエンリケを選ばなかったんだ。
イネスは結婚して幸せになりたいわけではなく、一人で自立して生きていきたかったんですね。だから顔が良いカッセルを選んだ。
軍人が本妻以外に愛人を持つなんて全然珍しいことじゃないので、それを理由に離婚できると思ってたんだろうけど、カッセルが思いのほか遊ばないんですね。
カッセルはもうすっかりイネスに夢中だと思っていたんだけど、なんとカッセル自身は自分の愛情を自覚していなかった。
マリアのことは相手にしたくなかったんだけど、上官であるノリエガ大佐の孫娘ということで無下にもできなくて、結局、大佐に一緒に会いに行くことになっちゃうんですが、大佐は賢明な人で、孫娘の片思いだってこともわかっている。

そして、カッセルがついに愛を知ったのだと、そこも見抜く。
見る人が見ればわかるんでしょうね。
さて、イネスはそのまままだ帰らずに街に出て、宝石商でメダルを見つけます。
しかしそれは通常ならブローチに見えるもので、後ろには「V.O.」というベリンダ・オリバレスのイニシャルが刻まれていました。
これはイネスのおばあさまがくれたネックレスで、前世ではこれをエミリアーノにあげていたんですね。しかし、駆け落ちした二人はあまりに貧しくて、これを売る羽目になった。
そんな悲しい思い出があったものなんだけど。

本物は今イネスが持っている。それなのに宝石商に同じものがある。どういうことなんだ?
一旦家に帰るも、馬に乗ってもう一度宝石商に行ったイネス。何としても売ってほしいと頼み込みますが、「持ち主から売らないでくれと言われている」と断られてしまいます。
自分の身分を明かして持ち主からの連絡を待つことにしたものの、これを置いたのはエミリアーノなのでしょうか。
しかし、エミリアーノは平民です。今世ではまだ生きているとはいえ、こんな宝石の偽物を用意できるはずがないんじゃない?

でも、エミリアーノ以外にはいないだろうなあ。
とりあえず、家に戻ったイネスは、エミリアーノが自分のことを覚えているのか、そんなことを考えているうちに具合が悪くなって倒れてしまいます。
これは神様が介在しているのでしょうか?
ヨーロッパの宗教、特にキリスト教などでは自殺は罪とされていますよね。イネスは2回とも自ら命を絶っていますが、それが彼女の回帰と何か関係しているのでしょうか?
謎だらけで、先が読めなくて面白い。

